犬にとって最適な暖房器具は?
エアコンや電気ストーブ、ホットカーペットに床暖房と数ある暖房器具の中でペットと暮らす家にはなにが一番おすすめでしょうか?
ペットとの暮らし方は各家庭や地域によって様々です。だからこそ、我が家にピッタリの寒さ対策を見つけておきましょう。
子犬やシニア犬には床暖房が便利
生後間もない子犬やシニア犬がいる場合には、エアコンよりも床暖房が便利です。
エアコンの風では犬のいる足元までは暖かい風が届かず、十分な暖がとれないからです。
子犬やシニア犬は人間が思っている以上に寒さに弱いので、確実に暖のとれる方法を選んであげましょう。
また、子犬やシニア犬の場合、トイレを失敗してしまうこともよくあるでしょう。そのような時にすぐに掃除が出来るようにしておくことも重要です。カーペットでは、気づかぬ間にしみこんでしまったり、その都度の洗濯も一苦労ですから、掃除の楽な床暖房を大いに活用しましょう。
ケージやサークルを使用している場合には行動範囲が限られているので、あまり場所を取らないコンパクトな湯たんぽがおすすめです。
ケージの近くにヒーターを設置してしまうと、暑くなり過ぎても移動することが出来ず、かえって体に負担を掛けることになってしまいます。
ヒーターはケージから距離をおいて私たち人間が寒さをしのぐ暖房と考えましょう。
ホットカーペットはカバーの素材がポイント
ホットカーペットは埃や抜け毛が舞い上がる心配もないので、ペットのいる家庭にはおすすめの暖房器具です。
絨毯のように毛足の長いカーペットを選んでしまうと、抜け毛が絡まってしまい毎日の掃除が大変な上に、ノミダニなどが繁殖してしまう可能性もあるため、新たに購入する場合には、カーペットの表面がフローロング調などのつるつるした素材の物を選ぶようにしましょう。
カーペットは常に清潔に保てるように、防水加工のある掃除の楽な素材を選びましょう。
小さな子供がいる家庭には、エアコンは不向き
小さな子供がいる家庭では、暖房はホットカーペット、床暖房、ファンヒーターなどを活用しましょう。
理由は、エアコンを使用すると、室内の犬の抜け毛がエアコンの風で舞い上がってしまい、子供によっては喘息を引き起こしてしまうこともあるためです。
犬の為の寒さ対策をする場合には、室内に「暖かい場所」と「涼しい場所」の両方を作ってあげましょう。涼しい場所というのは、犬が熱くなり過ぎた体を休ませる場所という意味です。玄関など自然とひんやりした感じのある場所がいいでしょう。
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